1988年2月16日開催の親と子の会で行なった授乳中のお母さん達への話です。

できれば、この時期は疑問を持つことですよ。
自分が生きていく中で感じる疑問、何でもいいですよ。
言葉だけでなく、全てにおいて、あらゆる疑問を持って欲しいですね。
赤ちゃんは2歳まで「なぜ!なぜ?」ができる時期なんです。
2歳を過ぎたらそれは少し下がってきますよ。

だから、どんなテーマでもいいから母親が前向きに「なぜ!なぜ?」をやることですよ。
「なぜ!なぜ?」をやっていないと鈍感になります。
そんな母親のおっぱいを飲むと、赤ちゃんはボーッとしちゃうんです。
母親が「なぜ!なぜ?」をやっていると緊張感が出てきます。
赤ちゃんにもほど良い緊張感ができてくるんですよ。
いい意味での緊張です。
母親がそれをやってきたか、やらなかったかという違いは、子供が2歳、3歳くらいになれば、確実に出てきますよ。
緊張がなくボーっとしていた子は、わがままになっちゃうんです。
緊張感があると、自分の中で考え直すんですよ。だから相手に気遣いができる子になるんです。
だから今、この時期に母親が「なぜ!なぜ?」をやることが大事なんです。
育児中は、赤ちゃんを育てることが自分の仕事だと思って、あまり他のことを考えないで、「なぜ!なぜ?」をやることですよ。
赤ちゃんの人生全体を捉えれば、それが赤ちゃんにとって一番重要で、それをやることが母親の使命だと分るはずです。
今、この時期だけを捉えて、赤ちゃんと関わるから分らなくなるんです。