納得できる人生、自分らしい生き方を求め、伊東聖鎬のもとでスタッフとして働きながら、仕事や日常生活を通して学ぶ空間塾。その塾生の40歳の男性から、抱えている仕事をうまくこなすことができないと、相談された時に答えた話です。


私は約30年前に脳の情報を読む「読脳法」を開発しました。
読脳法は個である「その人」を知るための技法です。
それを「その人研究」といい、患者が訴える病気症状に対してどうしても良くすることができないで悩んでいる医師や歯科医師、柔整師、治療家に指導してきました。

「その人研究」をしていると、人には物事を「点でとらえる人、線でとらえる人、面でとらえる人、立体でとらえることのできる人、等がいることが分かりました。
「立体の人」は、何を行なうにしても、脳の中で物事が立体的に描けるのです。
目的にそった人員や物の配置、そしてそれらの動きやタイミングなど全体が見えるのです。

私も何かあった時、脳の中にすぐに図面ができます。
それは、今まで散々、トレーニングをしてきたからです。

もし、立体的に物事が見えるようになりたいのなら、何事もすぐに図面を描くことです。
そんな図面がいくつも重なることで立体的になっていくからです。
重ねた図面を上から見たとき、物事の全体が見えそしてそれが道理として見えてくるのです。

今自分がとりかかっている仕事があるとするなら、それをどういう段取りで行なえばいいかを図面に描くのです。それでも、どうしてもわからない、という場合は、実はそれは1つだけではなく別の図面を描かなければならないものかもしれません。
「同じ」と思っていたものが実は別々の図面に描かなければならないものだったということもあるのです。


それはふだんから整理整頓ができているかということとまったく同じ意味なのです。
自分だけの視点の整理整頓ではなく、できるだけ多くの人の視点で整理整頓ができるようになることです。
それができてくれば、物事を立体に見えるようになってくるのです。